受験レポート: AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル (SAP-C01版)
2019年2月に試験がリニューアルされたようで、情報が少なかったので簡単にまとめてみます。
受けたきっかけ
2年前の4月にアソシエイト3種類を受けたので切れる前に、と思ったんですがいつのまにか認定の有効期間が3年に延びていたので今じゃなくても良かった…。それでもこういうのは勢いが大事なので申し込み。
試験申し込み
AWS認定のサイトから申し込む形になります。いくつか戸惑うポイントがあったので、電話で問い合わせて確認してしまいました。
- 2つある同名の試験のうち180分の試験の方を選ぶ
- 特に説明なく二種類あった。旧試験はChineseとKoreanのみしか選択できないので結果間違えはしないものの不安になる。過渡期だけなので放置しているのだとは思うが説明は欲しい。
- 身分証明書について「署名があるもの」とあるが署名は特に不要
- 免許証と保険証でOKでした
- リマインダーメールで姓と名が逆になって送られてくる(間違ってると受験できないよという注意つきで)
- メールが間違っているだけで、実際の登録内容は問題ないとのこと
※ 二回ほど電話したのですが二度目の電話は昼休みの時間帯だったためか英語の人だったので驚いてガチャ切りしてしまいました。落ち着いて電話かけ直して日本語分かる人にコールバックしてもらって、無事日本語でやりとりできました。
試験内容
おおよそ下記の通りです。詳細は試験ガイド(AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル)を参照。
- 試験時間 180分
- 問題数 75問
- 分野
- 1.組織の複雑さに対応する設計(12.5%)
- 2.新しいソリューションの設計(31%)
- 3.移行の計画(15%)
- 4.コスト管理(12.5%)
- 5.既存のソリューションの継続的な改善(29%)
- 試験結果は 100~1000 点の範囲で最低合格スコアは 750 点
勉強方法
3/9(土)に思い立って3/13(水)に受験なのであまり勉強できずでしたが合計10時間くらいは勉強したと思います。
必要な勉強時間は気になるところですが個々人のスキルによるので人それぞれですね。ちゃんとしたインフラの知識があって普段からAWS使っていればそこまで大変じゃないのかなと思います。自分の場合はAWS SummitやJAWS DAYSを見てそれほど自分の知識が遅れてない気がしたので特攻でも行けるかなと。。
具体的には下記の内容です。
模擬試験:60分+復習3時間くらい
これは受けたほうが良いやつです。アソシエイトの合格特典で無料で受けられるらしいですがそんなことは知らず普通にお金を払ってしまいました。
ややググりながらスクショ取りつつ結果は下記。
総合スコア: 70% トピックレベルスコア: 1.0 Design for Organizational Complexity: 66% 2.0 Design for New Solutions: 83% 3.0 Migration Planning: 100% 4.0 Cost Control: 50% 5.0 Continuous Improvement for Existing Solutions: 60%
ギリギリ合格ラインですかね。。
個別の問題の解答や正解不正解は教えてくれないので、復習としては一つ一つの問題を確信できるレベルまで調べて答えを出しました。
問題の癖というか文章のどこに注目するのかみたいなのがなんとなくわかったのが大きかったです。
あと日本語訳がひどすぎるときに英語に切り替えられるとかそういった試験のやり方についても確認できるのは大事ですね。
Pass4trainingの問題集(Dump):1時間
意味なしでした。
ぶっつけ本番のつもりでしたがどうも怖くなってしまって買ってみたのですが、SAP-C01の内容には全く対応していませんでした。
最初の20問ほど解いただけですが明らかに解答が間違っているものが2問もありました。
模擬試験では Organization とか SSM とか Container などが中心的に出てきていたのにそういったキーワードが0だったのもあり、これ以上やる意味は無いなと判断しました。
Udemyの模擬試験:2時間
https://www.udemy.com/aws-solutions-architect-professional-practice-exams-2018/?couponCode=TUTORIALSDOJOwww.udemy.com
これはちゃんとした問題集なのでやる価値がありました。とはいえ試験前日に発見したので30問ほどしかやっていませんが…。
クーポンコード TUTORIALSDOJO で80%オフなので1,200円で300問はかなりお得です。
しかも上記のPass4Trainingなど海外の試験対策問題集にありがちな「どこから手に入れたのかわからないけど本番の問題そのまま」というものではないので、誠実に試験を受けたい人におすすめです。
Udemy内のメッセージで
We are currently transitioning to the new (Feb 2019) exam version so kindly expect frequent updates to the question bank this month. There is a focus on important domains like Design for New Solutions and Continuous Improvement for Existing Solutions hence, these topics have more questions than other domains.
というのが届いていたので、問題は更にアップデートされていくようです。
AWS training のトレーニングビデオ:1時間
当日の朝微妙に時間があったので馴染みない分野のビデオを見て時間を潰しました。初めて見ましたが質が高くて良いですね。
- Monitoring the AWS Storage Gateway Cache and Upload Buffer
- Migrating and Tiering Storage to AWS
- Introduction to Amazon EC2 Systems Manager
試験当日
模擬試験よりは日本語がわかりやすい問題が多かったですが、英語じゃないと解けない問題もいくつかありました。
解き終わったら残り10分で見直しの時間はあまり取れず。
それでも不安な問題としてチェックをつけたのが1/3ほどなので合格ラインには届きそうかなと少し安心。一応ギリギリまで見直しつつ残り30秒で試験を終了しました。
その後簡単なアンケートに答えたら結果が表示されてなんとか合格。
試験結果
17時に試験が終わって、詳細なレポートは翌日の22時くらいに確認したら見れるようになっていました。
結果は 837 点。合格者平均はこのくらいなのかな。。
分野ごとに見れる評価は「十分な知識を有する」「再学習の必要あり」の二種類だけなのですが、すべて「十分な知識を有する」になっていました。
感想
短い勉強時間でしたがそれでも新しい知識は結構得られたので、受験した価値はあったかなと思います。
それはそれとして新試験になったことで情報が間違っていて不安なところもあったのでAWSさんしっかりしてくれという気持ち。
次は DevOps を受験予定。