miyasakura’s diary

日記です。

花粉症対策スギはまだ0.3%:すべて切り替わるまであと500年?

花粉にイラっとして情報を調べたのでメモ。

花粉症対策の杉も増えてきているので花粉の飛散が少しずつ減ることを期待しているのですがどうやらなかなか難しそうです。

下記ページにQ&Aがあるのですが、

www.rinya.maff.go.jp

「あと何年あればすべて植え替えられるの?」という質問に「単純に計算しても〜相当の長期間を要することが想定されます」となっていて、計算できるなら数値だせよ、って思うんですがおそらく明言したくない数値なのかと。

最近の下記の記事を見つけました。

www.fnn.jp

花粉症対策の杉になっているのは杉の人工林のうち0.3%とのこと。

更に、

www.rinya.maff.go.jp

の数値を見ると花粉症対策スギ苗木は平成28年度までに2102万本の苗木が生産されています。(表の年度以前の数値は無視してます。)

ここに上記のニュースをみると平成29年度が約1000万本ということで、平成29年までの合計は約3100万本と考えられます。

これでやっと0.3%なので1000万本で杉の人工林の面積0.1%分ということです。

年間2000万本程度の苗木が生産されていて、今後これが全て花粉症対策スギ苗木になったとしても、年間0.2%ずつしか花粉症対策の杉に転換できないということになります。

このペースだとスギの人工林の10%を植え替えるのに50年、半数の50%で250年、全て植え替えるのに500年かかります。

少なくともあと数十年という単位では花粉症に悩まされることになのでちょっと絶望感ある、という話でした。

※適当な計算なので、スギの生産量=伐採量と仮定してます。伐採した杉を広葉樹などに植え替えているのであれば上記よりは早いペースで杉は減っていることになりますがそれでも500年が50年になるわけではないと思うので絶望することには違いはないかと

※人が影響を受ける範囲だけであればもっと効率よくできそうではあるけど300kmとか飛散するみたいなのであまり対象は絞れない気がしている

※花粉を減らす薬を散布する方法も開発されてるみたいなので、そういった方面で一気に解決できると嬉しい