行ってきた:能登半島
5/28〜29に能登半島へ久々に旅行らしい旅行に行ってきました。
一応47都道府県は全て制覇するくらいには国内旅行は色々行っていますが、石川は金沢しか行ったことがなかったので今回は能登半島へ。
金沢駅でレンタカーを借りてぐるっと一周してきました。
予想以上に見どころがたくさんあって、これほどクオリティの高い旅になるとは思っていませんでした。
周ったところ・見たものとしては、
といったところです。(漢字が多い。)
それぞれ良かったのですが、全部書いてるといくら文字数があっても足りないので特に印象に残ったのだけ軽くメモを。
御陣乗太鼓(輪島市)
これはとにかく最高でした。
泊まったホテルから100円で夜にバスを出してくれたのでなんとなく見に行ったのですが、こんなに素晴らしいものだとは想像していませんでした。
いわゆる伝統芸能で太鼓を叩くのを見てるだけなんですが、その勢いや見せ方が半端ない。
地方で見るような伝統的な踊りとかって、そこまでの歴史とか文化とかを含めて初めて味わい深いものになると思っているのですが、この御陣乗太鼓はそれ単体でもうエンタメとして十分に金を取れるレベルで完成されていました。
太鼓は一つだけ中央に置かれていて、6人が代わる代わる太鼓を叩いていくのですが、20分があっというまでした。
輪島塗(輪島市)
味噌汁のお椀が一つ20万円じもするという衝撃。
輪島塗会館というところで一連の工程を学べるのですが、あれだけの作業をするとなると一個数万以上する値段も頷けます。
このレベルのものを躊躇なく買えるくらい稼ぎたいものですね。
時国家(輪島市)
上時国家(かみときくにけ)、下時国家(しもときくにけ)という2つの時国の家が並んでいる場所。
道案内の看板にはなぜか「時国家(2軒)」という謎の表記でツッコミを入れながらまずは上時国家へ向かいました。
まず見えてくるのは「時国家」の看板。いやいや、上と下どっちだよと思いながら先の方を見ると上時国家の文字があったので手前はスルーして奥の方へ。
中に入り上時国家の中の紹介を見ているとどうやら上時国と下時国はもともと同じ系譜で、ある代の時に男児が生まれず養子をとって跡取りにしたのが本家として続いている上時国家。
しかしその後に男児が生まれたため、土地の1/3を与えて、そこから続くのが下時国家とのこと。
本家である上時国家は血が途絶えていて、下時国家の方が実際には血を受け継いでいるのです。
ここで疑問だったことがわかってきます。
下時国家の方からしたら自分たちが本家の方と主張したいだろうし、"下"と言われるのは納得がいかないだろうなと。
なので自分たちでは"時国家"として名乗っています
「時国家(2軒)」と書いてあったのは上とか下とかつけると文句が出るのでしょう。
下時国家の方は工事中で中に入れなかったのですが、外の看板の説明に「川の下流の方にあるので下時国家と呼ばれることもある」と書いてあって、あくまで本流なんだぜと主張したい気持ちが伝わってきます。
という感じで時国家の現代まで続く争いが見えるようで非常に楽しい場所でした。(勝手な解釈で勘違いかもしれませんが。)
最後に目に入ったバス停の名前は下時国だったで、これはどうしようもなかったみたいですね。
まとめ
ということで能登半島は非常に充実していて、特に輪島市が印象に残った旅行でした。
今まで47都道府県をまわった中でも面白かった都市の上位に間違いなく入るのでぜひ行ってみてください。
輪島市の他にも世界一長いベンチとか日本で唯一砂浜を車で走れる場所とか色々ありました。
前日入りして土日でまわったのですが、355kmほどの走行距離で最後の方はちょっと忙しかったので、東京から行く場合は二泊三日くらいがちょうど良いかもしれません。