2016年に見た映画(主に邦画)感想まとめ
備忘録も兼ねて簡単な感想を。順不同。
- 残穢 -住んではいけない部屋-
- 引っ越した部屋に霊がいて、みたいなやつだったはず。なぜか引越しする直前に見に行った。あんまり自分には合わなかった。
- セーラー服と機関銃 -卒業-
- Twitterで意外と面白いというのが流れてきて見に行った。前半それほど面白くなかったけど後半はちゃんとまとめてくれたので満足度は低くない。橋本環奈の女優としてのこれからに期待。
- ザ・ウォーク
- ビルの間を歩くやつ。高所恐怖症の自分には最後の方は直視してられなかったくらい3Dマジヤバイと思った映画。映画館で見てよかったと思うけど、もう絶対に見たくない。
- レヴェナント: 蘇えりし者
- 「映像が凄い」と勧められて見に行ったら映像がすごかった作品。ディカプリオの演技は圧巻だったけど作品自体はよくわからなかった。ディカプリオの絶対に死なない無敵具合とか謎。
- ちはやふる -上の句-
- 最高に面白かった。2016年に邦画を大量に見るようになったきっかけとも言える作品。Blu-rayも買ってしまった。
- ちはやふる -下の句-
- 上の句のスポ根から、少し恋愛や若者の悩み的なところに焦点を変えているので、上の句の延長線上を期待していると肩透かしな部分もあったが、上下合わせて素晴らしい作品だった。
- あやしい彼女
- 多部ちゃんのファンすぎるので正当な評価はできないものの、悲しくてやりきれないは同じ曲を主題歌にしたこの世界の片隅により印象に残っている。
- アイアムアヒーロー
- ズートピア
- 結構前の作品な気もしたけど今年の映画だったらしい。もうなんかディズニーの映画を見ても、さすがディズニーだよねという感想しか持たなくなってしまった。この制作ペースでこのクオリティで仕上げてこられると日本のアニメ業界はなかなかつらいよなぁ。
- シン・ゴジラ
- 君の名は。
- エンタメとして単純に面白かったので売れているのも納得。2回見た。終わる前にもう一回くらい見に行っておきたい。
- 聲の形
- 全7巻の漫画をよくまとめていたなという感想。
- 溺れるナイフ
- この世界の片隅に
- 周りが褒め過ぎていると素直に良かったと言えない自分ですが、これは素直に良かったのでぜひ皆さん見に行ったら良いと思います。別に泣かせる映画というわけではないのですが、エンドロールで涙を止められなかった作品は初めて。
- 聖の青春
- 面白いとは思ったけど自分にはあまり合わなかったかも。羽生さん役とかすごく頑張ってたけど無理してモノマネしてるみたいに思ってしまった。
- 何者
- ある種現代の闇的なところにスポットをあてていて、共感できるかといえばそんなことは無いが、とはいえ全く無関係と笑い飛ばせるほどの自分でも無いので色々と考えさせられた作品。
- オー・マイ・ゼット
- 彼女に連れられて見に行った単館上映のゾンビ映画。ゾンビは良いんだけどスプラッタ系は苦手なので思ったよりグロくて楽しめなかった。制作費が数十億の映画も予算が1000万も無いような映画も、見る側は同じ1800円というのは不思議な感覚ではあるが、これはこれで良かったのでこういう映画もたまには見に行きたい。
- 四月は君の嘘
- これはだめだった。無理に映画にしたのがそもそもの失敗だった感。ちはやふるは数巻分のストーリーを4時間かけて描いてすごく良い作品になっているので、それくらい丁寧にやってほしかった。そういう意味ではドラマ向きの作品だったのかも。
- 怒り
- 少女
- 本田翼に引かれて見に行ったけど世界観がよくわからないまま進んでしまって映画に入り込めなかった。監督がだめだったのか役者がだめだったのか。好きな人は好きな作品な気がする。
- 金メダル男
- 金メダルを取りまくる勝ち組の男の話を期待していったものの挫折が思ったよりも早めにあったので気分爽快という映画ではなかったが、最終的にはカタルシスを得られたので一安心。
- 僕は明日、昨日のきみとデートする。
以上、今年見た映画21本の感想でした。あえて良かった映画を挙げるとすると、
の4作品。
ちはやふると君の名は。に関してはやっぱり自分は青春映画好きだなぁと。深い解釈の必要ないわかりやすいエンタメ作品が好きってのもある。
恋愛ものはあまり好きではないものの、僕は明日〜は小松菜奈が可愛かったし泣けたので。ただ一番直近に見たのでかなり補正がかかっているとは思う。
あと怒りは今年見た中では一番見ごたえのある大作でちゃんと面白かったので印象深い。宮崎あおいも妻夫木も他の人も皆良かった。やっぱり人気ある役者さんって演技もしっかりしてるなと改めて気付かされた。
しかしヨコハマ映画祭とか見ると上位入賞作品の半分も見てないので、来年は話題作だけじゃなくて小さい映画館でやっているようなものも積極的に見ければなと思う。
FF15の感想メモ
フリーランスのメリットを最大限に活かして一週間でクリアしたので感想の覚書。ネタバレ含む。
- サイドクエスト系にちょいちょい手を出しながらエンディングまで30時間くらい
- 現在更に10時間ほどプレーしてレベルが55くらいまで上がったところ
- 個人的には名作と言えるくらい面白かった
- 女子成分が少なかったのが不満
- わかりやすいハッピーエンド派だから人が死なないストーリーにしてほしかった
- 後半の駆け足具合はちょっと不思議な感じがした
- イベント一つ終わったらチャプターが切り替わっていた
- チャプター数を減らしたらそれだけで違和感がなくなったと思う
- チャプター間の説明で話の流れを整理していたのでそれを入れるためだったのかも?
- 前評判を一切見ずにプレーできてよかった
- 唯一、13章の手直しが入るという情報を公式情報で見てしまったのが悔しい
- クリア後に色々見ると13章の評判が良くないということだった
- 実際プレーしていたときは大して気にならなかった。ノクティスが一人になったときの不安感をプレーヤーにうまく伝えられていたと思う
- このゲームをクソゲーという人にはFF好きな層が楽しめるゲームを教えて欲しい
- 普段ゲームをやらないので比較対象がない
- バグバグという話について
- 普通にプレーしてるだけだとバグは気にならなかった
- たまに仲間がついてこなくて一人で戦うときがあったくらい
- グラフィックスきれい
- 正直10年かかっても仕方ないと思えるクオリティだった
- 手直し入ったりDLCが追加されることについて
- あと5年くらいかけて完成度を高めても良かったかもしれないけど、それだとお金的にも開発モチベーション的にも厳しかったとは思う
- 未完成で出すなよって言ってる人もいるけどこのクオリティでちゃんと完結しているので十分
- この世界観でずっとプレーしたいという人はいると思うので継続的なアップデートはユーザ的にはかなり嬉しいと思う
- サブクエスト系
- 量が多いので本気でやってもしばらく終わらなそう
- 宝石探しとかの範囲内の捜索系はただ時間かかるだけのイベントだから減らして欲しい
- バトルシステムについて
ということでこのペースでやり続けたら生活がおかしくなるので、これからはゆっくりプレーしていく予定。
ElectronでWebサイトにマルチアカウントでログインできるアプリを作った
AWSアカウントを7アカウントほど利用していてChromeのアカウント切り替えが面倒になってきたので、こんな感じのものを作った。
Electronを触ったことない状態から4時間くらいである程度動作するところまで。
設定画面はなくてサイトのURLなどはHTMLべた書き。
コードとしては https://github.com/saenzramiro/rambox を参考にしつつ作って https://github.com/miyasakura/multi-acc-electron こんな感じのものになった。動作はMacのみで確認。
感想としてはElectronすごい。Chrome AppがDeprecateとなる今となってはデスクトップアプリ作るにはElectronは良い選択肢。
ということでいくつか実装のポイントをメモ。
タブ切り替えの実装
アプリは一つのHTMLで構成。上部にリンクを配置して下にWebViewを配置。
WebViewはHTML上に全て配置しておき、上部のリンクのクリックでclassを付け替えることでdisplay:none
の切り替えている。
タブごとにセッションを切り替える
ひとつのウインドウがBrowserWindowというものになるようなので、それを切り替えるのかなと思ったら、どうやらWebviewにpartitionというものがありWebViewごとにセッションを持たせられる模様。
https://github.com/miyasakura/multi-acc-electron/blob/master/index.html#L13
接頭辞にpersist:
を指定することでアプリを閉じてもセッションを保持。
コピー&ペーストなどの動作
デフォルトではctrl+cなどが動作しないので編集メニューを定義することで利用できるように。
https://github.com/miyasakura/multi-acc-electron/blob/master/menu.js#L21
タブ単位でのリロード動作
メニューでctrl+rを定義して、メインで実行されるjs側からはDOM操作はできないので下記のような実装にする。
https://github.com/miyasakura/multi-acc-electron/blob/master/menu.js#L16
https://github.com/miyasakura/multi-acc-electron/blob/master/index.html#L37
アプリアイコンを指定する
使い勝手を考えると実は重要なアプリアイコン。
packagerのオプションで --icon=icon.icns
を指定するだけではあるものの、 .icsn
ってなんだよという。
512x512pxのpng画像を用意して、Macのプレビューで開き、「ファイル」→「書き出す」でオプションキーを押しながらフォーマットを選択すると ICNS で保存できた。
課題
最低限の動作はするので今のところはこれで満足しているものの、一日使ってみてローディングの表示が無いのと右クリックでダウンロードが機能しないっぽいのが課題。
しばらく使ってこの辺を解決できたらQiitaにまとめ記事でも書きたい。
Go+Google App Engine を使ったメモ
最近ちょっとしたWebサービスをGo+App Engine+Google Cloud Datastoreで作ったので、はまったことをメモ。
Qiitaにまとめようかと思ったものの、くだらないミスが主で内容としては大したことがないのでチラ裏的にこのブログに。
選んだ理由
この資料の影響が大きい。
「メルカリ アッテ」を支える Google App Engine と Golang - Speaker Deck
App Engineが東京に出てきたのもあり、それなりにこの構成は流行ってくるんじゃないかなーという感じがしているので勉強がてら実装。
苦労した流れ
- なんかGoはフルスタックなフレームワーク(WAF)を使わないほうがイケてるらしい
- ミニマムなフレームワークとして Goji (github.com/zenazn/goji ) をチョイスし使ってみる
- 作ったけどなぜかデプロイがうまくいかない
- フレームワークを使わずに net/http を使ってみる
- さすがにルーティングが貧弱なので github.com/julienschmidt/httprouter を使う
- やはりなぜかデプロイがうまくいかない
- フレームワークの問題じゃなかったと思い、再度Gojiへ戻る
- Gojiの最新版が github.com/goji/goji に移ったらしいのでこっちを使ってみる
- デプロイしてみるとコンパイルエラー
- Go 1.7前提の部分があって、App Engineは1.6なので使えなかった(過去の例から言って3ヶ月くらいで最新バージョンに追いついているのでそろそろ1.7が出そうではある)
- 古い方を使うのもあれなので Gin にしてみる
- やはりなぜかデプロイがうまくいかない
- aedeploy を使っているのがいけないらしい
- 読んでいたドキュメントが Flexible Environment 用のものだった
- goapp deploy にしたら無事デプロイできた解決
反省点
流し読みじゃなくてちゃんとドキュメントを読みましょう。
あとGoもGAEもちゃんと理解していなかったので、Goの問題かGAEの問題か切り分けができずつらかった。
Google App Engine についての感想
DatastoreとFull Text SearchとMemcachedを使ったけど、設定を何もしなくてもそのまま使えるのが良い。AWSだと各サービスのインスタンスを作って設定ファイルに登録して、みたいな流れになるのがGAEでは全く必要無かったことに驚いた。AWSに慣れすぎていて逆に違和感があったものの、これがあるべき姿だと思う。
あとはもう少しWebに情報が転がってると嬉しいと思った。まだこれから流行っていくものだと思うので自分でも少しずつ情報を発信しつつ慣れていきたい。
読んだ:Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール
Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール
- 作者: ランダル・ストロス,滑川海彦,高橋信夫,TechCrunch Japan翻訳チーム
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 単行本
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前半だけ読んでしばらく放っておいてしまったので読み直し。
HerokuとかDropboxとかAirBnBとかに投資しているアクセラレータであるYコンビネータについての本。
投資スタンスなど勉強になる部分が多い。自分が事業をやろうとしたときにそれで良いのかどうかを振り返ることができる気がする。
後半はdemo dayを含めた投資家対策についてという感じだったので、資金調達とかやらずに事業をやりたいと思っている自分には比較的どうでも良い内容だったので流し読み。読み物としては面白かった。
総合するとIT系のスタートアップをやろうとするなら必読書かなという感想。
詐欺ECサイトを見つけたので調査
ホッテントリ 【最新】Amazonで買って良かった物をおすすめランキングでまとめて紹介! - WAROCOM を見てそういえばオフィスチェアを買いたかったと思い出して調べていると、激安で売られているサイトを発見しました。
テンションが上がったのですが、ちょっと怪しい、ということでドメインを見てみると謎の .pw ドメイン。サイト名をググるとメジャーサイトっぽいので安心しようかと思ったもののどう見ても楽天とYahooにしか出店してさそう。あぁ、これが詐欺サイトか、と気づいて購入をやめました。自分でも怪しいと気づくまでに少し時間がかかったのを考えると結構引っかかってる人はいそうです。
ということでサイトがどうやって作られているのか調べつつまとめてみました。
実際のサイトへのリンクは被リンクが増えてサイトの評価が上がっても困るのでつけませんが気になる人は直接Twitterにでも連絡をください。
サイトについて
怪しいところ
- ドメインが .pw
- 商品が安すぎる
- 在庫がある表示なのに納期がなぜか5週間
- 説明にはクレカOKと書いてあるのに銀行振込のみ。しかも振込先の情報を得るには購入後に問い合わせが必要
- 一部日本語がおかしい
これくらいだと納期を優先しない人だったら引っかかってしまってもおかしくないのでは。振込が購入後なので一旦冷静になる時間がおけるのは多少救いかも。
サイトデザインについて
- 商品情報は家具の通販サイトからパクる
- 全体デザイン、フッターなどは別サイトからパクる
- 家具サイトなのにmetaタグはファッションサイトで、titleタグなどはよく見るとおかしい
発見したパクリ元の両サイトは何度もやられているらしく注意書きが書かれていた。
誰がやってるのか
一部日本語がおかしくなっているのもあり、おそらく中国人と予想される。
お手数ですが、お振込先はお問い合わせまでにお願いいたします
とかパクリ元サイトに無く自分で加えたと思われる文章は日本語がアレ。
検索もちゃんと動いていることなどから自作したシステムとみられ、詐欺サイトを量産するためのシステムが作られていそう。
とはいえ初心者がphpで頑張って作りました感が強い。
対策
自分の親世代がEC好きだったとして、こういうのに引っかからないようにアドバイスするとしたらなかなか難しい。
- 安すぎるサイトは疑え
- 少しでも怪しいと思ったら他の人の意見を聞く
- ウイルス対策ソフトを入れる
とかこんな感じだろうか。ドメイン名が〜とか言っても対策されたらどうしようもないし、そもそもドメインという概念を理解してもらうのはなかなか難しい。最近のウイルス対策ソフトは既知の詐欺サイトなら警告してくれる気はするが、初めて引っかかる人は防げない仕組みなのでそれに頼るのもどうかという気もする。
盗用されているECサイト側としてもどうにかしたいはずだが、とはいえ海外からやられるとどうにもできないのがもどかしい。AWSとかのクラウドを使っていたらEDoSとかそういうので嫌がらせをしたりとかはできるかもしれない。
感想
自分が購入者の立場でサイトを発見しましたが、思ったより簡単に引っかかってしまうかもと感じました。安全なネットというのはもう少し先の未来で、しばらくは自衛が必要そうです。