読んだ:Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール
Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール
- 作者: ランダル・ストロス,滑川海彦,高橋信夫,TechCrunch Japan翻訳チーム
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 単行本
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前半だけ読んでしばらく放っておいてしまったので読み直し。
HerokuとかDropboxとかAirBnBとかに投資しているアクセラレータであるYコンビネータについての本。
投資スタンスなど勉強になる部分が多い。自分が事業をやろうとしたときにそれで良いのかどうかを振り返ることができる気がする。
後半はdemo dayを含めた投資家対策についてという感じだったので、資金調達とかやらずに事業をやりたいと思っている自分には比較的どうでも良い内容だったので流し読み。読み物としては面白かった。
総合するとIT系のスタートアップをやろうとするなら必読書かなという感想。
詐欺ECサイトを見つけたので調査
ホッテントリ 【最新】Amazonで買って良かった物をおすすめランキングでまとめて紹介! - WAROCOM を見てそういえばオフィスチェアを買いたかったと思い出して調べていると、激安で売られているサイトを発見しました。
テンションが上がったのですが、ちょっと怪しい、ということでドメインを見てみると謎の .pw ドメイン。サイト名をググるとメジャーサイトっぽいので安心しようかと思ったもののどう見ても楽天とYahooにしか出店してさそう。あぁ、これが詐欺サイトか、と気づいて購入をやめました。自分でも怪しいと気づくまでに少し時間がかかったのを考えると結構引っかかってる人はいそうです。
ということでサイトがどうやって作られているのか調べつつまとめてみました。
実際のサイトへのリンクは被リンクが増えてサイトの評価が上がっても困るのでつけませんが気になる人は直接Twitterにでも連絡をください。
サイトについて
怪しいところ
- ドメインが .pw
- 商品が安すぎる
- 在庫がある表示なのに納期がなぜか5週間
- 説明にはクレカOKと書いてあるのに銀行振込のみ。しかも振込先の情報を得るには購入後に問い合わせが必要
- 一部日本語がおかしい
これくらいだと納期を優先しない人だったら引っかかってしまってもおかしくないのでは。振込が購入後なので一旦冷静になる時間がおけるのは多少救いかも。
サイトデザインについて
- 商品情報は家具の通販サイトからパクる
- 全体デザイン、フッターなどは別サイトからパクる
- 家具サイトなのにmetaタグはファッションサイトで、titleタグなどはよく見るとおかしい
発見したパクリ元の両サイトは何度もやられているらしく注意書きが書かれていた。
誰がやってるのか
一部日本語がおかしくなっているのもあり、おそらく中国人と予想される。
お手数ですが、お振込先はお問い合わせまでにお願いいたします
とかパクリ元サイトに無く自分で加えたと思われる文章は日本語がアレ。
検索もちゃんと動いていることなどから自作したシステムとみられ、詐欺サイトを量産するためのシステムが作られていそう。
とはいえ初心者がphpで頑張って作りました感が強い。
対策
自分の親世代がEC好きだったとして、こういうのに引っかからないようにアドバイスするとしたらなかなか難しい。
- 安すぎるサイトは疑え
- 少しでも怪しいと思ったら他の人の意見を聞く
- ウイルス対策ソフトを入れる
とかこんな感じだろうか。ドメイン名が〜とか言っても対策されたらどうしようもないし、そもそもドメインという概念を理解してもらうのはなかなか難しい。最近のウイルス対策ソフトは既知の詐欺サイトなら警告してくれる気はするが、初めて引っかかる人は防げない仕組みなのでそれに頼るのもどうかという気もする。
盗用されているECサイト側としてもどうにかしたいはずだが、とはいえ海外からやられるとどうにもできないのがもどかしい。AWSとかのクラウドを使っていたらEDoSとかそういうので嫌がらせをしたりとかはできるかもしれない。
感想
自分が購入者の立場でサイトを発見しましたが、思ったより簡単に引っかかってしまうかもと感じました。安全なネットというのはもう少し先の未来で、しばらくは自衛が必要そうです。
事業検討ログ
記録として。
第0回MTG 8/27
飲み会にてこんなのが欲しいで盛り上がる。前に話した事がある内容に近かったのでお互い納得感あり。
第1回 8/29
サイゼリアにて。事業スコープを話しながら決める。課題感を広めに持ち寄って議論し、コアとなる部分がどこなのか認識を合わせた。システム構成についてもちょっと話す。
第2回 9/2
コワーキングスペースにて。やることを明確化するため、また初期ユーザ(知人)への売り込みトークとして、エレベーターピッチを作成。今までにないほどすんなりと作れたため事業の正しさに期待が膨らむ。アプリケーション定義ステートメントは定義する必要がないほど単機能なので省略。その後必要な要素や画面を洗い出し、最初に作るものを決めた。ここまで2時間程度。システムの構成要素をざっくり話し、技術的検証部分をリストアップ。次回は技術的課題の検証を行った状態でMTGを実施予定。
シリコンバレー式 自分を変える最強の食事 まとめ
昨年に発売されて話題になったこの本。
ここに書かれている完全無欠コーヒー(と本書の内容を取り入れた糖質制限と筋トレ)を3ヶ月続けてBMIが20.3→18.3になりました。
改めて読みなおしたのでメモがてらまとめました。
この本について
原題は「The Bulletproof Diet: Lose up to a Pound a Day, Reclaim Energy and Focus, Upgrade Your Life」ということで「シリコンバレー式」というのは日本の編集者がつけたタイトルですね。
食べるものを変えたら痩せるし頭は冴えてくるし最高にハッピーだぜ、というのがこの本の内容。
とにかく「パフォーマンスを上げる」ということに対して、著者が実践と計測を続けた結果がこの本にかかれています。
自身での計測、あるいは論文等に根拠があることがかなり重要視されています。この辺は日本の健康本とは大きな違いでしょうか。
ざっくりまとめ
糖質制限・グルテンフリー
最近話題の糖質制限。ケトーシスと呼ばれる体の状態を作ることで脂肪を燃焼しやすくします。
ただし継続するために極度の糖質制限ではなく、週に一度多めの糖質をとったり、寝る前にはちみつを摂取するなど行き過ぎないように調整されている印象です。過度な糖質制限は色々問題ありますからね。
それに加えてジョコビッチの本でも話題になったグルテンフリーというところも重視しています。
カビ毒がある食品を避ける
カビ毒がある食品は避けるべき、という話で多くのページを割いていますが、いきなり聞くと本当かよ、という印象を受けますが、カビ毒は、下記のように厚労省がリスク管理を行っているものです。 いろいろなかび毒:農林水産省
これを許容摂取量に関わらず避けるべきというのが筆者の主張です。
本の中では水銀が多い魚を避けることも主張していて、許容摂取量はあくまで最大値で基本的には有害な物質は避けるのが良いのでしょう。
タンパク質の摂り過ぎは内臓に負担がかかる
腎臓への負担などがかかるのでタンパク質の摂り過ぎは良くないとのこと。
※ちなみに2015年時点で耐用上限量は設定しないというのが厚生労働省の結論です。 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
良質な油を取る
糖質の摂り過ぎはパフォーマンスの低下、タンパク質も摂り過ぎてはいけないとなると、カロリー摂取の主役は油となります。
そのため、良質な油を取ることが重要になってきます。
中鎖脂肪酸、オメガ3などこの辺りも昨今の健康界隈ではよく言われていることですね。
それに加え、肉もグラスフェッドでなければならないなど。
断続的ファスティング
食事は一番エネルギーを使う行為であり、1日3食は健康的では無い、というのは最近各所で言われています。
それらが正しいかは別として、この本でもファスティング(断食)を取り入れることを主張しています。
具体的には一日の2回の食事の間隔を6時間程度にし、毎日15〜18時間のファスティングを行います。
完全無欠コーヒー
ファスティングが良いとはいえ、朝食を食べないと頭がまわらず、パフォーマンスを上げることとは正反対になってしまいます。
そのために生み出されたのが「完全無欠コーヒー」(良質なコーヒー+グラスフェッドバター+MCTオイル)。
糖質、タンパク質を摂取しなければファスティングの効果は続くので、そのため脂肪でカロリーを摂取しようという発想だと思います。
コーヒーはカビ毒が含まれる可能性が高いので「良質な」、牛が穀類を食べていると結局カビ毒に汚染されているので「グラスフェッド(牧草飼育)」、MCTオイルは中鎖脂肪酸によりケトン体の生成を促します。
完全無欠な食事
その他カビ毒やアレルギー反応をできる限り避けた食事をしましょうという内容。
乳製品を避けるなど、できることはありますが、完全に本書の通りにやるにはお金と時間がかなり無いとつらそうです。
運動
「30秒間全力疾走後、90秒間休む」を15分間繰り返す、これを週に1回行えば十分とのことですが、これ自体は非常に理にかなった方法で、Tabata ProtocolやHIIT(High-intensity interval training)などをググってもらえれば十分に根拠のある方法だというのがわかると思います。
睡眠
どれも基本的で寄せ集め感はありますが、カフェインは14時以降は取らない、Sleep Alarmで睡眠の質の計測など誰もがやったほうが良いことがまとめられています。
全体を通して
「完全無欠コーヒー」がキャッチーなためそこばかり注目されていますが、それ以外の部分では基本的には昨今の食事理論やダイエット方法の組み合わせなので信頼性は高いのではないでしょうか。論文などに根拠があるものはそれを引いていて、そうでないものは筆者が自身の体を繰り返し計測することで根拠としています。
痩せるかといえば、完全無欠コーヒーは満足感を得ながら朝食に糖質を取ることは無くなり、更に昼食の量も減るような気がしていて、単純に摂取するカロリーが下がるので痩せる可能性は高いと思います。
完全無欠の食事だけしていればカロリーを気にしなくてもベストな体重に収束していくというのが筆者の主張ではありますが、グラスフェッドの牛肉など完全無欠コーヒー以外の完全な実行は難しく、私はそこまではできませんでした。
IQが20上がるというパフォーマンス向上についても、完全無欠コーヒーだけだと驚くほどの変化はありませんでした。とはいえコーヒーで頭が冴えて午前中から仕事が捗るのは確かで、お腹もすかないので私は完全無欠コーヒーについてはもうしばらく続けてみようと思っています。
生命保険に入るべきか否か
久々の投稿。三日坊主なのが悪いところなので続ける癖を付けたいところ。。
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30歳になったということでこの前保険の相談に行ってきたのでメモがてら。
ちなみに私はファイナンシャル・プランニング技能士2級試験の合格者だったりします。
保険は期待値としては損をするものなので(そこが保険会社の収益の源泉)、必要なものだけ入る、というのが基本です。
保険加入の目的
簡単にケース分けすると、
- 急にお金がかかってしまうケースに備える
- 収入が減った時に備える
- 貯蓄
という感じでしょうか。
それぞれについて自分にとって加入が必要なのか検討していく必要があります。
個人的なポリシー
何かしらの問題が起きて人生が落ち込むタイミングにそれを底上げする、というのが保険です。
自分は基本的にギャンブラー思考というかなんというか、あまりどん底ケースに備えて何かというのはしない方針で考えています。
検討
ということで各ケースについて自分の中で検討しました。
急にお金がかかってしまうケース
これは基本的には貯蓄で足りる分であれば入る必要はありません。 数百万程度の貯蓄があればそれ以上が突発的にかかることも無いはずなので特に必要無さそうです。
死にそうになった時に何としても生き残りたい場合は先進医療特約のある生命保険はつけておいても良いでしょう。
収入が減ることに備える
一つは老後ですね。まぁそんな何十年もあとのことを考えても仕方ない気がします。
あとは病気とかで働けなくなった場合。それなりに国から補助などはありますがどうしても収入が減ってしまいます。 その時に困る人が自分以外にいるのであれば(奥さんとか子供とか)、入ったほうが良さそうです。
入る保険の種類は逓減定期保険の一択でしょう。
私は結婚しておらず子供もおりませんので、特に入る必要は無さそうです。
貯蓄
掛け捨てじゃない保険は基本的に損しているという面はあるのですが、貯蓄できない人とか投資で増やすのが苦手な人は保険でそれを賄うのはありです。
また、節税分については得をすることができるので、その恩恵をうけるために月々7000円程度*3種類の貯蓄型の保険に入るのは賢い選択です。
ただし10年以内に解約すると多くの場合損をしてしまうので、10年程度はお金がなくならない自信があることが前提です。 (いくつか調べましたが、12年くらいで返戻金が払込額を超えてくるので、節税分と合わせて損益分岐点はざっくり10年前後)
あとは保険会社が潰れたりするとお金が全額は返ってこないので、その辺りのリスクも勘案する必要はあります。
まとめ
ということで独身男である私の場合、
- 貯蓄は数百万は切らないはず
- 老後なんて今の日本で考えても仕方ない
- 保険で貯蓄するくらいなら投信でも買ってワクワクしたい
- 10年後も安定してる自信は無い(自分も保険会社も)ので節税も狙わない
ということで結論は保険に入らないということになりました。
自分のように今が楽しければそれで良いという思考の人は基本的に保険なんて入らないで良いのですが、そうではない独身男性には節税&貯蓄ができる保険についてはオススメできるのではないか、というのが自分の結論です。
行ってきた:能登半島
5/28〜29に能登半島へ久々に旅行らしい旅行に行ってきました。
一応47都道府県は全て制覇するくらいには国内旅行は色々行っていますが、石川は金沢しか行ったことがなかったので今回は能登半島へ。
金沢駅でレンタカーを借りてぐるっと一周してきました。
予想以上に見どころがたくさんあって、これほどクオリティの高い旅になるとは思っていませんでした。
周ったところ・見たものとしては、
といったところです。(漢字が多い。)
それぞれ良かったのですが、全部書いてるといくら文字数があっても足りないので特に印象に残ったのだけ軽くメモを。
御陣乗太鼓(輪島市)
これはとにかく最高でした。
泊まったホテルから100円で夜にバスを出してくれたのでなんとなく見に行ったのですが、こんなに素晴らしいものだとは想像していませんでした。
いわゆる伝統芸能で太鼓を叩くのを見てるだけなんですが、その勢いや見せ方が半端ない。
地方で見るような伝統的な踊りとかって、そこまでの歴史とか文化とかを含めて初めて味わい深いものになると思っているのですが、この御陣乗太鼓はそれ単体でもうエンタメとして十分に金を取れるレベルで完成されていました。
太鼓は一つだけ中央に置かれていて、6人が代わる代わる太鼓を叩いていくのですが、20分があっというまでした。
輪島塗(輪島市)
味噌汁のお椀が一つ20万円じもするという衝撃。
輪島塗会館というところで一連の工程を学べるのですが、あれだけの作業をするとなると一個数万以上する値段も頷けます。
このレベルのものを躊躇なく買えるくらい稼ぎたいものですね。
時国家(輪島市)
上時国家(かみときくにけ)、下時国家(しもときくにけ)という2つの時国の家が並んでいる場所。
道案内の看板にはなぜか「時国家(2軒)」という謎の表記でツッコミを入れながらまずは上時国家へ向かいました。
まず見えてくるのは「時国家」の看板。いやいや、上と下どっちだよと思いながら先の方を見ると上時国家の文字があったので手前はスルーして奥の方へ。
中に入り上時国家の中の紹介を見ているとどうやら上時国と下時国はもともと同じ系譜で、ある代の時に男児が生まれず養子をとって跡取りにしたのが本家として続いている上時国家。
しかしその後に男児が生まれたため、土地の1/3を与えて、そこから続くのが下時国家とのこと。
本家である上時国家は血が途絶えていて、下時国家の方が実際には血を受け継いでいるのです。
ここで疑問だったことがわかってきます。
下時国家の方からしたら自分たちが本家の方と主張したいだろうし、"下"と言われるのは納得がいかないだろうなと。
なので自分たちでは"時国家"として名乗っています
「時国家(2軒)」と書いてあったのは上とか下とかつけると文句が出るのでしょう。
下時国家の方は工事中で中に入れなかったのですが、外の看板の説明に「川の下流の方にあるので下時国家と呼ばれることもある」と書いてあって、あくまで本流なんだぜと主張したい気持ちが伝わってきます。
という感じで時国家の現代まで続く争いが見えるようで非常に楽しい場所でした。(勝手な解釈で勘違いかもしれませんが。)
最後に目に入ったバス停の名前は下時国だったで、これはどうしようもなかったみたいですね。
まとめ
ということで能登半島は非常に充実していて、特に輪島市が印象に残った旅行でした。
今まで47都道府県をまわった中でも面白かった都市の上位に間違いなく入るのでぜひ行ってみてください。
輪島市の他にも世界一長いベンチとか日本で唯一砂浜を車で走れる場所とか色々ありました。
前日入りして土日でまわったのですが、355kmほどの走行距離で最後の方はちょっと忙しかったので、東京から行く場合は二泊三日くらいがちょうど良いかもしれません。